Japan-Sri Lanka Friendship Baseball Association

日本・スリランカ野球友好協会

~野球を通じて両国の友好関係構築に貢献~

 2002年にJICA青年海外協力隊(野球隊員) が派遣されたことをきっかけに、スリランカ野球は少しずつ発展を遂げてきております。当時は、高校レベルの野球チームが国内に8つ程度でしたが、現在ではの倍以上の高校で野球がされており、大学でも11大学に野球部が存在し、陸海空軍でも野球がされております。

 

 2002年から、スリランカの野球指導に携わったJICA野球隊員は10名を超え(短期野球派遣などを含めると約20名)、さらには数えきれないほど多くの日本人の方々などが支援してくれており、2017年に実施された西アジアカップでは、初めてパキスタンを倒して優勝。同年10月に台湾で開催されたアジア上位8か国が参加できるアジアチャンピオンシップに出場するに至りました。

 

  また、2019年7月には、スリランカにおいて初めての野球の国際大会(西アジアカップ)が開催され、インド、イラン、パキスタンを倒して優勝しました。(この大会は2020年の東京オリンピックの一次予選も兼ねた大会でした。)

 

 2020年に発生した新型コロナウィルス感染症の世界的か蔓延の影響を受けて、JICAからの野球隊員の派遣が一時中断されましたが、2021年途中から、JICA青年海外協力隊(野球隊員)の派遣が再開され、児玉さんが着任して指導を行っております。また、2019年にスリランカ代表監督を務めた野中氏が、2021年10月に再度赴任し、代表チームの指導に当たっています。

 

 2022年は、コロナの影響が残るものの、日本とスリランカの国交樹立70周年。さらに、JICA野球隊員派遣から20周年、日本・スリランカ友好野球場の開設から10周年の大きな節目の年を迎えることになります。両国の人たちが築き上げてきた両国の信頼関係の維持・発展に貢献できるよう今年も取り組んでいきたいと考えております。